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2009.10.31 (Sat)

わが目を疑え。~『だまし絵展』

アルチンボルド 歌川芳藤 ヘイスブレヒツ

兵庫県立美術館で開催中の「だまし絵展」
行こう行こうと思ってるうちに時間が過ぎ、あとわずかの開催となってしまいました。
小学生から楽しめるとあって大人気。先週の日曜日は90分待ち・・という情報も得てたので
イラストレータな楽友と朝一番で行って参りました。

到着すると10時の開館時間が20分繰り上がっており、
流れてはいましたが、会場内に入ってすぐに展示されてた『アルチンボルド』に人が群がってます。
「わが目を疑え」というキャッチコピーとともにポスターやチラシで紹介されてる絵です。
しょっぱなからインパクトありますわ。

こちらでは会場に設置されてるパソコンから、用意された絵を任意のアドレスに送れるというサービスをしています。
無料です。自分の携帯に送って待ちうけにもできるわけですね。
と、携帯で受信したメール画面を提示すると前売り料金で入場できるという
うれしいサービスも。


『だまし絵』といえばエッシャーや安藤光雅がパッと浮かぶわたし。
数は少ないながらもエッシャーやダリ、マルグリットなどもありました。

「江戸の合体妖怪!歌川芳藤の作品はじめ、西洋のだまし絵と技法は違っても
同じような構想で描かれている掛け軸の存在が嬉しいね。
とか、
宴会ネタ本?な影絵の巻物なんて今と発想同じやんね・・って
同行の楽友と終わってからも話は尽きませんでした。

会期は11月3日まで。
オススメです!
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2009.10.26 (Mon)

マイナス・ワンCD到着

『マイナス・ワンCD』
――その名の通りCD音源からソロパートの音をマイナスした、言い換えればカラオケCDのことですな。

最近はボーカル物に限らず管楽器や弦楽器などいろいろな種類があり、音楽雑誌や楽譜に付帯するものもあって手軽に楽しめるし、伴奏も本格的なものが多くて演奏物CDと同じ伴奏や、フルオケ音源バックに生演奏なんてことが手軽にできるわけです。

中国民族楽器においても、ニ胡に関するマイナス・ワンCDが日本でも続々と出版されてますね。
笛子など他の中国楽器だと、そうはいかない。
まぁ中国に行けばたくさんあるのですが、アレですわ(笑)。
日本でCD買うよりははるかに安価なんですが、聴いてびっくり!な物が多くて。。。
試聴はまずできないし。

笛子ソロ曲だと「引子」(=イントロ)が「散慢」=Rubatoで始まるものも多くて、せっかくいい気分で吹いてるのに数拍伴奏待ち~とか伴奏に置いていかれた~なんてことも。
日本製のだとカウントがついてたり、ガイド音がついてたりでそういったことも防げるのが普通なんですけど。
※Rubato・・テンポ・ルバート(伊: tempo rubato)とは、テンポを自由に動かしながら演奏すること。
遠音
で、今回買ったのは尺八用のマイナス・ワンCD。

オリジナル曲。初めて生で聴いたときに心地よく耳に残り
後日1曲だけ飛び入りで参加させていただいたライブで
オープニングに使われた曲が1曲目。

遠音2
聴いてすぐメロディを口ずさめるような曲目を筆頭に
風景が浮かぶようなオリジナル曲集と
よく知ってる歌の曲集の2枚。

♪奏者のHP→http://www.tone-take1.com/


楽譜が五線譜か流派による表記の違う尺八譜から選択できるのも便利。
音源の日本のお琴、素敵なんです。
さっそくパラパラ楽譜めくってみると1尺6寸管使用とか2尺1寸管使用とか表記あり。
まぁ五線譜なので音域がいければそのままC調曲笛で早速試奏。
下の音域が足らない曲はG調大笛で試奏。
たのし~~ぃ♪

練習すべき課題曲がいっぱいあるのに、すぐに必要でもない、でもワクワク楽しいものに逃げてる。。
いけませんね。
明日はちゃんとやります。とここで書いといても忘れるのかなぁ・・。
いや、絶対やります。。。と思います。
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2009.10.11 (Sun)

古都の余韻 ~箜篌と能管~

秋の一日、京都は洛北の禅寺にて能管とハープそして箜篌(くご)の音色を堪能してまいりました。

おりしも、前日の『正倉院フォーラム』で刺激されたばかり。
その正倉院に残っている古代の弦楽器のひとつが『箜篌』。
現存する箜篌が中国には残っておらず、正倉院に保管された箜篌と天平時代の譜面を復元するというドキュメンタリー番組を見たことが思い出されました。

◆「風響の会」パンフレットとチケット
風響の会ちらし   風響の会チケット

能管は万笛博覧会で知り合った野中久美子さん。
グランドハープと箜篌は摩寿意英子さん。

◆会場は大徳寺大慈院 「一休納豆」が有名ですね。
↓開場前の1コマ。この板張りの縁側がステージ。
開場まえ

能管独奏『平調音取』から番組は始まります。(いただいたプログラムは「演奏番組」と表記!)
・・平調(ひょうじょう)とは日本古来の調子のひとつ。
西洋音楽でいうヘ長調・秋の調子・夕刻をあらわすそうです。
大慈院の庭を背景にした舞台。時間の経過とともに景色が闇で隠されていきます。
ハープ奏者の手元と譜面を照らすランプと燭台にともされた和蝋燭のほのかな光。

二部は能管独奏『盤渉音取』から
・・盤渉調(ばんしきちょう)も調子のひとつ。
西洋音楽のロ長調・冬の調子・夜の帳をあらわすそうです。

◆箜篌の登場
この日は夕方に通り雨。湿気が多い日でした。
こういうときの弦楽器はつらい。木の本体と絹糸の弦。
実はこの日、開場してから箜篌の弦が切れて急遽張り替えたとのこと。

↓準備中です。
箜篌

長方形の台の中央に開いた孔に楽器の支柱を差し込んで
奏者が両腕でふんわり巻きつくような構え。

パンフレットや想像していたものとはイメージがちがい本体の図柄がモダン?なかんじ。
正倉院の資料を参考に再現したという箜篌は弦がねじ式のもので張られていました。
結んで張るタイプしか見たことなかったので、ちょっとびっくり。
でも調弦を考えるとたしかにねじ式のほうが実用的か。
(あとで見せていただいたらその部分にアルファベットで音名が記入されてました)

※参考資料:チラシ画像左がグランドハープで右が箜篌
ハープと箜篌

◆箜篌の演奏曲目は『番假崇(ばんかそう)』
正倉院で見つかった天平時代の琵琶の譜面の復元とのこと。
その音色は、見た目とは打って変わって乾いたような雑音性のある強い音。
雅楽の琴やベベンと弾くときの楽琵琶の音色のようでもありました。
グランドハープでしなやかに流れるグリッサンドを聴いた直後なので、
形としては近い&構え方も似ている現代と古代の弦楽器の音色の違いを間近に感じました。

秋が深まり始めた洛北の寺院の散策、禅寺で聴いた古代の音色、
音楽に限らず芸術・文学的なものにも造詣の深い、
にもかかわらず気の張らない友人との小旅行でまさに『古都の余韻』に酔いしれた一日、
気分は時折『天上の人』。ゆったりと楽しゅうございました。
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2009.10.10 (Sat)

正倉院フォーラム2009 大阪

NHK大阪ホールで開催された「正倉院フォーラム2009 大阪」に行って参りました。

正倉院フォーラム 正倉院フォーラム裏

1.基調講演
「正倉院宝物―シルクロードとのかたらい」
   菅谷文則
2.特別演奏
「悠久なる調べ」
   賈鵬芳(二胡)・沈兵(揚琴)・北川美晃(ピアノ)
3.パネルディスカッション「正倉院宝物ー歴史に紡がれた後世の物語」
   小和田哲夫・川添房江・西山厚


応募はしてたけど、平日の昼間&連休前なので調整できたのが前日の午後。有給取れてよかった~。
13:30~16:30までびっちりのプログラム。
目に耳に脳に?たくさんの刺激を受けて幸せなひとときを過ごせました。

NHKアトリウムで衣装のまま携帯握り締めて目前を横切って行く北川氏と遭遇
彼のピアノのファンなのだ

基調講演で今年のメインの展示物である四弦琵琶『紫檀木画槽琵琶』の裏側のクローズアップ画像が紹介されました。
中央の絵柄を囲むように四方に飛んでるのは「花枝喰鳥(かしくいどり)」というそうで、その名の通り花と枝を加えてるこの柄は幸福のシンボルだそうです。
ちょっとアレですが、「聞き茶」だったか、中国茶シリーズで出てたお茶のボトルの絵柄にも似たのがあったような・・。

記事より
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20091009-OYT1T01162.htm
演奏の画像も朝刊に出てました。
http://osaka.yomiuri.co.jp/shosoin/forum/st91010a.htm

未だに一度も行ったことがない正倉院展。
今日のフォーラムに参加してみて、今年こそ絶対に足を運びたいなと思いました。
ディスカッションでその話し方に引き込まれた奈良国立博物館の西山氏、氏の講演が開催される日に合わせて行きたいけど、さてどうなるか。

◆正倉院展フライヤー 
左:読売新聞社「紫檀木画槽琵琶(裏面)」 右:奈良国立博物館「紫檀木画槽琵琶(表面)」
正倉院 読売 正倉院 奈良国立博物館


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2009.10.04 (Sun)

姫路観光~

行楽日和の日曜日、イラストレーターな音楽朋友すうりん姐をお迎えして姫路観光。

待ち合わせの前に駅前の開発でもうすぐ姿を消す駅ビルのカフェから姫路城をパチリ 。
香珈王から姫路城

駅から大手前通りを歩いてまずは姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」へ。

好古園

まずは腹ごしらえ。
こちらで播州名物「穴子弁当」。友人は焼き穴子。私は蒸し穴子

そして庭園内を散策。秋とは思えない快晴で照りつけるお日様を避けるように日陰になる壁際を歩いてましたね。
『苗の庭』では「水芙蓉」がその花を広げていました。
蕾が赤いのに開花した花は紅い花と白い花。両方が混じっているのもありました。
まったり庭園内で過ごした後、武家屋敷公園の一角にある和菓子屋さんにておやつタイムはわらび餅&黒豆ほうじ茶+グリーンティ。


時間の都合で姫路城登城はあきらめて千姫ぼたん園・姫路神社そしてお城のお堀の周りを回って駐車場へ。

メインの「日本玩具博物館」へ向かいました。
館ではにこやかなスタッフ、そして学芸員女史、館長さんが迎えてくださいました。

今回の企画展「なつかしのおもちゃ博覧会
なつかしのおもちゃ博覧会

これもまた楽しみだったんですよね~。
年代別におもちゃが並べられてるコーナーで、他のお客さんが切れたとたん、友人も私も歌う歌う(笑)
新幹線のおもちゃ見ては「♪びゅわーんびゅわーんはっしっる~青い光の超特急・・・ 」
1コーラス唄いきった頃に背後には館長さんが!
「あぁ、この辺の世代がよぉ知っとってんですか。ここやったら『ママレンジ』が懐かしい言われるかた多いですよ」

リクエストされた?と唄い始めてしまいましたがな。ママレンジのCMソング♪
おもちゃ館、何度訪ねても楽しいことがいっぱいあるとこです。
会期中にもう一回行きたいな。

中庭で巣籠してる野鳩にご挨拶。
お仕事を終えた学芸員女史&すうりん姐&私の3人で、民家を利用したお店『霑』でこれまたまったりと夕飯を食べておしゃべりして
楽しい楽しい秋の姫路ツアーの締めくくりとなりました。

地元はなかなか足を運ばないんだけど、お友だちが来たらまだまだご紹介したいところはいっぱい。
姫路なら次は名古山霊園の仏舎利塔・書写山園教寺・太陽公園・白鳥城あたりかなぁ・・。
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2009.10.03 (Sat)

~秋月に寄せて~その2

○中国茶と中国音楽の会~秋月によせて~ 18:30~
「姫路の軽井沢」というコピーの“ガーデン石倉”というレストランが会場。

茶芸師とのコラボレーションということで
中秋節のこの晩、「秋月に寄せて」というタイトルにちなんだ
中国茶&中国音楽&特製ディナーを愉しむという催しがありました。
今日は先週末に引き続き「姫路中国音楽アンサンブル」での演奏。

◇茶芸師さんのブログ→中国茶ティーサロン

お天気に恵まれた中、小高い山の中腹?にあるこのレストラン、
ローズマリーがほのかに香る入り口のテラスがとても素敵。

まず、お食事&お茶会のBGMで民楽を3曲。
そして後半、テーマに沿ったコンサートの開演。

2009中秋節演奏風景

会場に名月にちなんだ漢詩が掲示されていました。
その一つ、李白の五言絶句『静夜思』

これを朗読(中国語)→読み下し→翻訳の朗読→
古箏のメロディとともに唄う(中国語)
中国語堪能なメンバーがいて本格的!

なんともいい雰囲気のひと時でした。
静夜思    李白
      牀前明月光 (牀前 明月の光)
      疑是地上霜 (疑うらくは是、地上の霜かと)
      挙頭望明月 (頭を挙げて 明月を望み)
      低頭思故郷 (頭を低れては 故郷を思う)

この秋の私たちの新曲「平湖秋月」
高胡の響きもとてもきれい、みんなの気持ちが一つになって
演奏しててもとても心地よかったです。
(PAさんに、リバーブを調整していただいたおかげで、洞簫がとても楽に吹けました。)

満月になる直前のお月さまが明るく空に輝いてほんとにきれいな夜でした。
中秋節に仲間と一緒に過ごせるって幸せですね。
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2009.10.03 (Sat)

~秋月に寄せて~その1

10月3日は中秋節。
これに伴って朝と晩、二つの会場で演奏させていただきました。

○あぼし絵本の会 10:00~
おおむね2歳~小学校低学年の母子を対象とした『えほんの会』
もと幼稚園園長や保育士などの方が中心になったボランティアグループ主催で6年も続けられてる会です。(メンバーの二人が元上司)
隔月に行われる会が今回は10月3日。
お月さまをテーマにしたえほんの朗読とゲスト、ということで声をかけていただきました。

お月さまに関する絵本の朗読のあとゲストコーナというプログラム。
子どもの集中時間にあわせて、私のコーナーではお話交えて15分。

・小放牛 冒頭(笛子)→子どもたちの注意を引いて集中させる
・十五夜お月さん 1コーラス(洞簫) ・・これ、忘れてました!
・彩雲追月(笛子)→おばあちゃんたちに向けて
・月夜(葫芦絲:フルス)
・崖の上のポニョ(柄杓笛)

子どもたちの前に出てすぐ、笛子で楽曲の冒頭を9小節。
吹き始め、4~5人の子どもが耳を押さえてビクッとした!
「予期せぬ音量にビックリしたみたい、いっぺんに注意集められたね」とスタッフ。。。

あっというまでしたが、楽しかった~。
帰りに「笛のお姉ちゃん、バイバイ(^.^)/~~~」と声をかけてくれる子どもがいてビックリ&ご機嫌♪
「えっ、お姉ちゃん?」→そこかいっ!(笑)
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